スクール|越前鯖江デザイン経営スクール(令和5年度)

スクール|越前鯖江デザイン経営スクール(令和5年度)

「これからの地域を支えるデザイン経営」を本気で学ぶ場所「越前鯖江デザイン経営スクール」が、鯖江市と越前市の共催により2023年にスタート。1年間に渡る運営・事務局を担当しました。スクールの柱となるのは「デザイン経営シンポジウム」「これからの価値づくりセミナー」そして「商品・サービス開発プロジェクト」。これら3つの学びの場を通して、デザイン経営の視点をもつ事業者や広義のデザインを実践するクリエイター、そして彼らを支える右腕人材を越前鯖江エリアに増やすことを目指します。

【実施概要】
主催|越前鯖江デザイン経営スクール実行委員会
共催|鯖江市/越前市
後援|福井県/近畿経済産業局/中小企業基盤整備機構/鯖江商工会議所/武生商工会議所/越前市商工会/福井県眼鏡協会/鯖江市繊維協会/越前漆器協同組合/福井県和紙工業協同組合/越前打刃物産地協同組合連合会/越前指物協同組合
運営体制|・合同会社ツギ(デザイン/ディレクション)
     ・株式會社ヒュージ(ディレクション)
     ・一般社団法人SOE(事務局業務)

①シンポジウム「こわくないデザイン- 経営とデザインとの付き合い方を探る- 」
デザイン経営に精通するトッププレイヤーの基調講演と、デザイン経営を実践する産地企業5社によるパネルディスカッションを通し、産地の未来像を探る。
〈第1部〉基調講演「日本のデザイン政策における“地域とデザイン”」
     講師:原川 宙 氏(経済産業省デザイン政策室 室長補佐)
〈第2部〉基調講演「ともにつくるデザイン」
     講師:原田 祐馬 氏(UMA / design farm代表)
〈第3部〉パネルディスカッション「デザインとの付き合い方」
     ▼パネリスト:ものづくり事業社4社
      ・小松原 一身 氏(株式会社ボストンクラブ 代表)
      ・山下 寛也 氏 (山次製紙所 伝統工芸士)
      ・関坂 達弘 氏 (株式会社セキサカ 代表取締役)
      ・戸谷 祐次 氏 (タケフナイフビレッジ・Sharpening four代表)
      ・池田 拓視 氏 (タケフナイフビレッジ・安立打刃物代表)
     ▼モデレーター:
      ・新山 直広 氏 (一般社団法人SOE副理事 / 合同会社TSUGI代表)
      ・内田 裕視 氏 ( 株式會社ヒュージ代表)

②「これからの価値づくりセミナー」
「サーキュラーエコノミー」や「適量生産」「サービスデザイン」などのキーワードを通し、デザインの構想力により社会の中の大きなシステムを持続させる可能性を学びます。
 ・10月14日|永田 宙郷(TIMELESS 代表)「ここからのものづくりをつくる」
 ・11月11日 |堀木 俊(建築家 隈研吾建築都市設計事務所)「冒険」
 ・12月9日  |安居 昭博(サーキュラーエコノミー研究家)「サーキュラーエコノミーと新しいビジネスモデルの創出」
 ・1月13日   | 吉田田タカシ(トーキョーコーヒー代表)「チロル堂 -社会を円滑に美しくする、本来のデザイン-」


③「商品・サービス開発プロジェクト」
越前鯖江の企業と参加者(市内外のクリエイターやプロジェクトマネージャーなどの右腕人材の卵)を結びつけ、これからの時代にあった商品やサービスを開発する実践型のデザインスクールを実施。約半年間を通し、広義のデザイン視点を携えた協働の姿勢を育みます。

参加者|16名(県内11名・県外5名)

参加事業者|4社
・曽明漆器店 / 創業100年の越前漆器の製造販売。商品開発から実店舗販売を行う。
・沢正眼鏡 / 創業以来、プラスチックのフレームを中心とした眼鏡フレームを製造。
・小柳箪笥店 / 創業100年を超える越前箪笥の老舗。越前箪笥からオーダー家具、自社ブランド商品の製造販売。
・越前セラミカ / 福井の街並みを彩る「越前瓦」製造メーカーであり、越前瓦の製造技術を活かした陶建材を製造。

伴走講師|4名
 ・内田 裕規 / 株式會社ヒュージ 代表
 ・新山 直広 / 合同会社ツギ代表、一般社団法人SOE副理事
 ・時岡 壮太 / 株式会社デキタ代表
 ・森 一貴 / シェアハウス家主


「商品・サービス開発プロジェクト / 最終発表会」
日時|2024年3月2日(土)13:00-18:00
会場|福井ものづくりキャンパス (2階小ホール)
参加|約150名
ゲスト|井上 岳一 氏(日本総合研究所エクスパート/山水郷ディレクター)
    永田 宙郷 氏(TIMELESS 代表)