産地の手引き
2022年9月2日-4日、越前鯖江の暮らしを体感する『産地の手引き』を開催しました。
産地の手引きは、ものづくりに携わる企業工房と、県内外のものづくりに興味関心のある若者が出会い、互いを知り、鯖江市とのつながりを育む、3日間の暮らし体感型プログラムです。福井県越前鯖江エリアは、半径10km圏内に7つの地場産業が根付く、国内有数のものづくり産地。RENEWをきっかけとした職人と移住者の交流も盛んで、最近ではファクトリーショップが30店舗以上オープンするなど、新しい風が吹いています。そんなまちに親しんでもらうため、職人の想いや技術に触れたり、産地での暮らしを知ってもらうなどの企画を実施しました。持続可能な地域づくりに向けた、移住者や関係人口の増加を促進する取り組みの一環でもあります。
【実施概要】
・主催:鯖江市
・企画運営:一般社団法人SOE
・参加企業:Hacoa / サカエマーク / 丸廣意匠 / KISSO / ボストンクラブ
・参加者:12名
└県外11名 / 県内1名
└大学生11名 / 社会人1名
└女性9名 / 男性3名
【実施コンテンツ】
・職人の暮らし巡り(工房見学)
・職人との座談会
・地方移住者との座談会
◯職人の暮らし巡り
鯖江市より5社へのツアーを実施。職人の想いや、職人の仕事場に触れ、ものづくりに対する興味関心を深めていただきました。
見学工房:Hacoa / サカエマーク / 丸廣意匠 / KISSO / ボストンクラブ
◯職人との座談会
職人5名との交流会を開催。職人と参加者の距離感を縮める機会となりました。
◯地方移住者との座談会
福井への先輩移住者との交流会を開催。移住者との交流から、福井でのリアルな生活や情報に触れてもらい、福井をより身近な場所に感じてもらう機会となりました。
【参加者の声(抜粋)】
普段だと入れないエリアを見学できたり、職人さんが真摯に説明してくれて、大変贅沢な時間を過ごせました。スタッフさんたちも気さくで面白かったです。
とても親密にお話させて頂けたので、鯖江のモノづくりに関わる人たちの温かさや優しさを嘘偽りなく感じることができ、鯖江が大好きになりました。
工房見学で商品の製造法を聞いたり、座談会で職人さんが今の仕事に就いた経緯や仕事についての思い、これから挑戦したいことを聞けたことが良かったです。また、イベント全体の雰囲気がゆったりしていて居心地がよく、たった2日の滞在でしたが解散する頃には名残惜しくなるような時間を過ごさせていただきました。工房めぐりからご飯会まで含めとても良いイベントだったと思います。