産地の手引き2023

産地の手引き2023

2023年7月30日-8月1日、越前鯖江の暮らしを体感する『産地の手引き』を開催しました。

産地の手引きは、ものづくりに携わる企業工房と、県内外のものづくりに興味関心のある若者が出会い、互いを知り、鯖江市・越前市とのつながりを育む、3日間の暮らし体感型プログラムです。まちに親しんでもらうため、職人の想いや技術に触れた、産地での暮らしを知ってもらう企画を実施しました。参加者からは1名就職へ繋がり、地域に関わる人から移住まで関係性が広がっています。

【実施概要】
・主催:鯖江市・越前市
・企画運営:一般社団法人SOE
・訪問企業:タケフナイフビレッジ / 乾レンズ / 丸廣意匠 / 柳瀬良三製紙所 / tanzen / Hacoa / 滝製紙所
・参加者:15名

【実施コンテンツ】
・職人の暮らし巡り(工房見学)
・職人との座談会
・地方移住者との座談会

◯職人の暮らし巡り
鯖江市より7社へのツアーを実施。職人の想いや、職人の仕事場に触れ、ものづくりに対する興味関心を深めていただきました。
見学工房:タケフナイフビレッジ / 乾レンズ / 丸廣意匠 / 柳瀬良三製紙所 / tanzen / Hacoa / 滝製紙所

◯職人との座談会

職人5名との交流会を開催。職人と参加者の距離感を縮める機会となりました。

◯地方移住者との座談会
福井への先輩移住者との交流会を開催。移住者との交流から、福井でのリアルな生活や情報に触れてもらい、福井をより身近な場所に感じてもらう機会となりました。

【参加者の声(抜粋)】

・他の伝統工芸をPRするイベントと比較して、観光・地域との関わりに力を入れていると感じた

・地域の多くの方々とお話をすることができたこと。地域をより身近に感じる事ができました。工房見学、地域の人との交流はかなり充実したと感じました。

・直接職人さんのお話を聞けてよかったです。福井のことも福井以外のことも、工芸についてもっと詳しく知りたいなと思いました。学校ではものづくりの方法ばかりを極めようとしていたが、その伝え方や売り方ももっと勉強し考えていかなければと感じました。

・移動中に色々な話をSOEの方や、社会人の方とすることで、より理解が深められたのでとても良い時間になりました。学びの多い3日間になりました!学生なので、社会人の方のお話を聞けた“交流会”は面白かったです。この場に参加することで、鯖江や越前のコミュニティーの強さや、仕事への熱量を感じ取ることができました。今後も関わらせていただきたいと思うきっかけにもなりました!